検査分析士資格制度
検査分析士資格認定制度は機器分析技術(機器を用いた化学分析)を社会の抱える問題解決の道具として活用する専門家の資格です。資格は難易度により初級、上級、特級と3段階の構成です。
資格を取得するための検査分析士資格試験は個人で受験する一斉試験と団体(企業等)で受験する団体試験(初級のみ)があります。
現在、2023年度一斉試験の申込を受付中です。
例年の団体試験の申込受付期間は6月1日から翌年4月15日前後です。申込書類は下段の検査分析士団体試験のページからダウンロードできます。
団体試験の試験日は任意に決められますが、期間は9月1日から翌年6月30日です。原則として試験を実施する日時より2か月以上前に受験申込をして下さい。
2023年度の団体試験実施日等詳細についてはお問い合わせください。
2023年度の一斉試験は7月29日(土)に開催します。現在受験申込受付中です。
検査分析士資格制度の初級試験への挑戦の方法について
初級試験は受験申込時に配布する初級試験テキストの範囲で出題します。このテキストは高校で学習する物理や化学の一部の概念や専門的な用語について理解していることを想定しています。物理や化学の知識を学んだ方にはテキストによる学習は個人差もありますが2か月もあれば充分だと思います。しかし、高校で履修しなかった方は、テキストでの学習に時間がかかると思いますので、「テキスト事前申込」かあるいは4か月で学習を行う通信講座「検査分析士受験支援講座」を設けています。
資格による能力評価は3段階
資格は機器分析の実務能力は習得している知識、技術のレベルにより、初級、上級、特級の三段階のランクで評価します。
検査分析士は最新の科学技術の知識を必要としますが、その実務は芸の道に通じる経験が必要です。
初級、上級、特級は世阿弥のいう「守、破、離」:最初は基本を「守り」次に基本を「破り」 最後に基本から「離れる」という日本古来の芸の道を究める手順をイメージしています。
合格後の能力向上の支援をする継続学修制度
機器分析の実務者は、分析を実施する中で生起する問題を解決するため、実務経験を積み重ねながら継続的に学習をして、問題解決に必要な知識を得ることが必要です。検査分析士資格制度ではこのため継続学習制度を設けています。実務経験と共に専門知識の習得を資格制度に加えることにより、機器分析の実務者の地位の向上を目指します。
