グスタフ・キルヒホフ(Gustav Kirchhoff,1824-1887)
用語解説(一般向け)
プロイセンの物理学者。電気回路でのキルヒホフの法則やキルヒホフの放射法則の発見で知られる。学生時代にオームの法則を拡張した電気法則を提唱、1849年に電気回路におけるキルヒホフの法則としてまとめ上げた。1859年、黒体放射におけるキルヒホフの放射法則を発見。ブンゼンとともに分光学研究に取り組み、セシウムとルビジウムを発見。フラウンホーファーが発見した太陽光スペクトルの暗線(フラウンホーファー線)がナトリウムのスペクトルと同じ位置に見られることから、分光学的方法により太陽の構成元素を同定できることを示した。