検査分析マーケティングエキスパート資格制度
7月26日に実施する第14回の検査分析マーケティングエキスパート試験の受験申込の受付を開始しました。 詳細は下段中のマーケティングエキスパート認定試験に記載しています。
物質中の成分を調べる化学分析は現在、分析機器を使う機器分析で行われます。この検査分析マーケティングエキスパート資格は分析機器の販売や、部品、消耗品、関連書籍等の販売を通して社会の豊かさと安心を支援する専門家の資格です。この資格は「試験による実務能力の検定」と「自己啓発による実力の涵養支援」により「専門家としての地位の確立」を目指します。
日常業務として実施されている機器分析は、その結果を社会に役立たせるために、得られた結果の信頼性が問われます。そのために使用目的にあう分析機器や機器を使用するために必要な機材が円滑に供給されることが肝要です。この資格ではこれらの機材を円滑に供給することに必要な知識と技能に関して認定を行います。
生産財の販売に基本的な知識を有し、機器分析に関する基本的な常識と、分析機器の設置されたラボでの一般的な業務に使用される機材についての知識に関して、習得している知識、技術のレベルにより、初級、上級、特級の三段階のランクで評価します。
検査分析マーケティングエキスパートは最新の知識を必要としますが、その実務は芸の道に通じる熟練が必要です。
初級、上級、特級は世阿弥のいう「守、破、離」:最初は基本を「守り」次に基本を「破り」 最後に基本から「離れる」という日本古来の芸の道を究める手順をイメージしています。
機器分析機材の販売の実務者は、販売活動の中で生起する問題を解決するため、実務経験を積み重ねながら継続的に学習をして、問題解決に必要な知識を得ることが必要です。検査分析マーケティングエキスパート資格制度ではこのため継続学習制度を設けています。
実務経験と共に専門知識の習得を資格制度に加えることにより、機器分析機材の販売の実務者の地位の向上を目指します。
